
神戸の街にみんなの想いが詰まった花を咲かせる。
そう考えたのは、10月のことでした。
それからわずか3ヶ月。
集まった花びらの数は3万枚を超えています。
そして今もなお、僕らの事務所にはメッセージが届いています。
はじめは、企画書をもっていろんな人に会いました。
否定的な意見やコメントが多くなかなか前に進まないことも。。。
それでも、僕らの企画に共感し応援してくださった方のおかげで、少しずつ動き始めました。
まずは、共にプロジェクトを企画・運営する仲間を見つけることからはじめました。震災に取り組む活動をする学生に協力のお願いをしたり、僕がこれまでに関わってきたプロジェクトで出会った仲間にどんどん声をかけました。
そして30名程のメンバーがコアスタッフとして集まりました。
11月の後半、“シンサイミライノハナPROJECT実行委員会”を結成。みんなそれぞれに忙しく、学生は就職活動や卒業研究もありました。貴重な時間を削ってでも参加してくれました。
次に、プロジェクトに必要な資金と会場を無料で貸していただく交渉。
行政の方や企業の方、学校関係者の方、本当に多くの人に出会いました。
驚いたことに、多くの人がすぐに快諾してくださり、プロジェクトの資金と花を咲かせる場所。ほぼ予定とおりにいきました。
突然のお願いにも関わらずご協力しくださったみなさんに感謝しています。
そして12月に入り、プロジェクト実施まで残り1ヶ月。
花となるメッセージを集める活動に全力で取り組みました。
ルミナリエ会場や震災に関わるイベント会場にてチラシを配ったり直接書いていただく活動をしました。凍えるような寒さの中、メンバーのみんなは一生懸命に声を張ってがんばってくれました。学校への交渉では、突然のお願いということもあり、ほとんど断られるという始末。しかし、先生方のご尽力により最終的には多くの学校で書いていただくことができました。授業時間を確保して取り組んでくださった学校もありました。
そして一人一人がそれぞれに告知をしてくださり多くに人に声がとどいていきました。僕らが会ったことない人も、積極的に取り組んでいただき、まさにムーブメントを起こしている感覚です。活動を応援するお手紙もたくさんいただきました。
ありがとうございます。
本当に多くのみなさまのご協力のおかげで、
神戸の街に黄色い花をたくさん咲かせることができました。
いろんな人に震災について考えていただくきっかけを提供できたと実感しています。
しかし、反省点や課題もたくさん見つかりました。
ご迷惑をおかけしたこともあり、その方々には大変申し訳なく思っています。
今後もプロジェクトを継続していく方向で考えていますので、ご意見やご感想をお聞かせいただければ幸いです。
今後に活かしていきます。
右も左もわからない僕らにアドバイスをしてくださったみなさま。
資金提供や物資をご提供してくださったみなさま。
会場を無償で提供してくださったみなさま。
メッセージを書いてくださったみなさま。
プロジェクトを多くの人へ伝えてくださったマスコミ関係者のみなさま。
応援してくださったみなさま。
そして、ともに最後まで頑張ってくれたみんな。
ありがとうございました。
シンサイミライノハナPROJECT実行委員会は、より多くの人と一緒に震災について考えるため、NPO法人の立ち上げに向けて新たな一歩を踏み出そうとしています。
西川亮